■ 相続財産として調査すべき主なものとしては以下のものがあります。
(1)
不動産
⇒ 固定資産税通知書や権利証、市区町村発行の名寄せ等を調査する。
(2)自動車
(3)現金
(4)預貯金
⇒ 自宅や別荘内を徹底的に調査。カードや通帳から判断する。
ない場合には、金融機関に出向いて残高証明書や名寄せを取得する。
(5)株式・投資信託等の有価証券
⇒ 故人宛の手紙や金融機関の口座の記録、通帳等、貸金庫に株券があるか
どうか調べる。
(6)宝石・貴金属等
⇒ 自宅や別荘、勤務先、入院先、貸金庫等を調べる。
(7)ゴルフ会員権
(8)被相続人が受取人となっている生命保険金
⇒ 保険証券等を探してみる。
■ 逆に被相続人に負債がないかの調査も重要です。
この調査方法としては
(1)
借金(住宅ローン、カードローン、クレジットカード会社への支払い等)
⇒ 住宅ローンについては所有不動産の登記事項証明書から
⇒ カードローン等については、以下に手続をとることによって調査できます。
全国銀行個人信用情報センター [全銀協] (KSC) / 銀行系
(株)シー・アイ・シー (CIC) / 信販・クレジットカード系
(株)シーシービー (CCB) / 信販・クレジットカード系と消費者金融等
全国信用情報センター連合会[全情連] (FCBJ) / 消費者金融系
(2)未払いの税金(固定資産税、所得税、住民税等)
⇒ 被相続人宛の手紙や督促状
(3) 入院費、治療費
⇒ 入院先や通院先の病院に問い合わせ
(4)
保証債務
⇒ 被相続人宛の手紙や請求書
この
負債が大きい場合には、この後に説明します「
相続放棄」「
限定承認」の手続を
とる必要があります。
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